光射さない扉

選んだ貴方だけ

【剣盾S33】双王バドザシ【最終2032-28位】

 

使用TN:Oni♡Nuts

成績:最終2032-28位

 

S33お疲れ様でした。剣盾史上最も期間の長かったシリーズ12も、終わってしまえばあっという間だった気がします。

 

【コンセプト】

・どのような構築にも柔軟に対応できるようにする

・スタンダードな並びによる匿名性を活かす

 

【構築経緯】

 

1.このルールでは、禁伝枠にザシアン、ホウオウ、黒馬バドレックスの3体から2体を選ぶのが結論だと考えた。その中で、最も多い伝説でありながら人によって構成が違ってくるという匿名性の高さや、組み合わせ次第で特定の構築に対するメタとしても機能するという性質を評価し、ザシアンを1体目の伝説枠として採用した。ザシアンの選出範囲を最大化することを意識して技構成と調整を考察した。

 

2.上記より2体目の伝説枠はホウオウか黒馬バドレックスの選択だが、ホウオウを選択した際に、ザシアンが隙を見せるカバルドン、サンダー、霊獣ランドロスに対してホウオウも対応が難しく、反対に黒馬バドレックスならある程度切り返せること、ザシアンと組み合わせた際のホウオウの選択幅が狭いこと、黒馬バドレックスを採用するのであれば躊躇せずラッキーが採用できること、調整の幅で差をつけやすいことの4点を踏まえて、黒馬バドレックスを採用した。ダイジェットなどのS操作に対する切り返しと、後述するヌオーに気合いの襷を持たせたいと考えたことから拘りスカーフを持たせた。

 

3.ザシアン+黒馬バドレックスを選択したのは、一般枠最強格であるサンダー、霊獣ランドロスを構築に無理なく組み込めることも理由の1つであるためサンダーと霊獣ランドロスを採用した。それぞれダイマックス時に1番ポテンシャルを引き出せる命の珠と突撃チョッキを持たせた。

 

4.最後に、ここまででザシアンと黒馬バドレックスの一貫が切れておらずメタモンを通してしまうこと、上記4体が対面的な並びであることから、構築にサイクルや詰めの要素を用意し柔軟性を持たせられる点や、後攻眠りによる捲り性能が高いことを評価しラッキーとヌオーを採用し構築が完成した。ヌオーはザシアンが出てこないと崩しの起点にされやすいので、あらゆる対面で欠伸を押すことのできる気合いの襷を持たせた。

 

【個体紹介】

 

ザシアン@朽ちた剣

特性:不撓の剣

実数値:195(220)-220(76+)-139(28)-×-136(4)-191(180)

技構成:巨獣斬 戯れ付く 噛み砕く 剣の舞

◇A242ザシアンの+1巨獣斬+電光石火で~197

◇A+3戯れ付くで197-150サンダーに186~

◎準速拘りスカーフウオノラゴン抜き

 

構築の始点。多発するザシアンミラーを意識すると多少性能を下げてでも大幅にSに振った方が総合的な勝率を確保出来ると考え、Sに大きく割いた。相手のザシアンを上から倒す前提なので、巨獣斬+電光石火のダメージ量を見てB方面を丁度いいラインに設定し、剣の舞と合わせた崩し性能を確保するため残りをAに振った。技構成はあらゆる相手に撃つ巨獣斬、サンダーや水タイプを迅速に処理するための戯れ付く、Bダウンによる上振れや、巨獣斬耐えの黒馬バドレックスを倒せたり、対策として出てくるヌケニンや日食ネクロズマへの打点になることを評価して噛み砕く、S振りや眠りと相性が良く考慮外から捲りやすい剣の舞。

 

黒馬バドレックス@拘りスカーフ

特性:人馬一体

実数値:185(76)-×-129(228)-211(52+)-121(4)-189(148)

技構成:アストラルビット サイコショック ドレインキッス トリック

◇A242ザシアンの+1巨獣斬で~187

◇アストラルビット+ダイフェアリーで201-118イベルタルに196~

◎可能な限りS早め

 

恐らくこのルールにおける最強の伝説枠。採用理由より、サンダーや霊獣ランドロスなどのダイジェットを切り返すために拘りスカーフを持たせた。一般的な巨獣斬耐え調整でありながら出来る限りSを上げたことで多発するミラーにおいて一歩先を行く...つもりだったものの、少なからず抜かれる場面もあったため、耐久を下げてでもSを上げておくべきだったと感じている。この調整だとコピーザシアンに抜かれてしまうが、基本的にはメタモン入りに同時に選出しないため困る場面は無かった。技構成に関してはテンプレなので特筆すべき点は無いが、ドレインキッスの枠を色々変えてみたものの、どれもほぼ撃たなかったので検討が必要かもしれない。

 

サンダー@命の珠

特性:プレッシャー

実数値:165-×-105-177(252)-111(4)-167(252+)

技構成:雷 暴風 ボルトチェンジ 羽休め

◇ダイジェット+ダイサンダー(140)で199-136ザシアンに200~

イベルタル、霊獣ランドロスカイオーガ意識の最速

 

最強一般枠。ではあるが、霊獣ランドロスの選出範囲が広く選出率は控えめ。しかし、カイオーガイベルタル絡みにテンポを取るために最速+命の珠持ちのサンダーは必要不可欠だった。技構成はダイジェット媒体になる暴風、サイクルを回せて崩しにもなるボルトチェンジ、ダイウォール媒体になりプレッシャーと合わせて低火力に粘るための羽休めを確定として、ラスト1枠にはダイジェットと合わせてザシアンを倒せる技が必要だったので、雷、ライジングボルト、熱風を選択肢として、今回はカイオーガに出すことが多いため雷を採用した。

 

霊獣ランドロス@突撃チョッキ

特性:威嚇

実数値:171(52)-215(244+)-111(4)-×-102(12)-136(196)

技構成:地震 空を飛ぶ ストーンエッジ 瓦割り

◇C201イベルタルのダイジェット(130)+ダイアークで~348

◇ダイジェット+ダイロック+砂2回+命の珠反動2回で165-106サンダーに327~

◇A191ザシアンの+1巨獣斬で~172

ディアルガ、黒馬バドレックス、ザシアン意識で残りS

 

真の最強一般枠。このルールにおいては、採用しない際には他に地面枠が居るなどの理由が必要だと感じている。威嚇と突撃チョッキによって物理特殊どちらとも撃ち合えるため、とにかく選出しやすい。どのような組み合わせで選出しても強いが、サイクル構築に対し黒馬バドレックスとラッキーと共に選出することで崩していくことや、バドザシガエンに投げて受けを成立させない展開に持ち込むことが多かった。技構成はメインウェポンの地震と空を飛ぶは確定として、岩技には火力を重視してストーンエッジ、ダイナックル媒体には壁展開に有利を取れる瓦割りを採用した。

 

ラッキー@進化の奇石

特性:自然回復

実数値:357(252)-×-62(252+)-×-126(4)-49

技構成:歌う ステルスロック 甘える 卵産み

◎最遅

 

受け駒その1。特殊方面は素でカイオーガの雨潮吹きを受け切れる超耐久でありながら、物理方面は甘えるを絡めることで対面から命の珠ランドロスインファイトの無いザシアンに役割をもてるという唯一無二の耐久性能を誇る。テンプレなので言うまでもないが、物理アタッカーを受け切れるようになる甘える、火力の補助としてアタッカーとの相性に優れるステルスロック、有利展開をより磐石にしたり、不利展開から一発逆転のチャンスを作れる歌うという構成により、どんな相手にも活躍の機会があり強力だった。世間的に歌うは運ゲーであるとしてかなり嫌われていて、自分も使うまでは否定的だったが、「外しても負けない」か「当てないと負け」の場面を明確に理解した上で撃つことを意識すれば、最も勝率を上げられる技として仕方のない要素だと思っている。

 

ヌオー@気合いの襷

特性:天然

実数値:202(252)-105-150(252+)-×-86(4)-55

技構成:地震 グロウパンチ 欠伸 自己再生

 

受け駒その2。ザシアンに対し唯一後出しから受け切れると言える一般枠であり、対ザシアンとしてメジャーなメタモンを切り返すために必要なポケモン。構成は、ザシアンと組まれているカイオーガイベルタルなどに対して気合いの襷を盾に欠伸で切り返せることや、グロウパンチによるゴチルゼル耐性、及びジガルデやポリゴン2などに対する遂行速度の速さから、前期記事のうち単体で1番強そうだと感じたものを拝借した。

 

【構築の要点】

・選出画面での圧により択を迫る

6体とも選出圧力の強いポケモンであるため、選出段階から相手にストレスフリーな試合展開を許しにくく、一方でこちらからはある程度の傾向を掴みやすい並びのため、相手視点のみ択に苦しむという場面を生みやすい。予想した展開から外れても個々の性能の高さと歌うによってアドリブが効くので、全てケアするのが難しいこのルールにおいて、構築全体の誤魔化し性能の高さが強さに直結していたと考えている。

 

・よく見る並びであることを逆手に取る

世の中にバドザシ構築の記事が増えれば増えるほど匿名性が増すため、環境に定着した後もプレイヤーを選ばず活躍する。今季は並び単位ではスタンダードな構築が増加傾向にあったが、その中でも特に構築の幅の広さと対応力の高さによって、多くの構築に有利に立ち回ることが出来た。

 

【終わりに】

社会人になって初めての最終2桁ということで、長らく失われていた自信を多少は取り戻すことが出来た。一方で、1桁に掠りもせず、最終戦で1位チャレンジを通してしまったため悔しさも大きい。バランスは崩れていたが崩れていたなりに楽しめたので、面白いルールだったと感じている。シリーズ13も楽しみなので、最後まで頑張りたい。

【剣盾S27】陽光ホウオウネクロ【最終2072-19位】

 

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使用TN:Till Sunrise

成績:最終2072-19位

 

S27お疲れ様でした。今季は前季よりも高い成績を取ることを目指して潜っていましたが惜しくも届きませんでした。しかし、プレイヤーとしての成長を実感した場面も多かったので実りのあるシーズンだったと思います。

 

【コンセプト】

・ザシアン絡みに優位を取る

・サイクルを回しつつ運要素を仕掛ける

・なるべく伝説を両方出す

 

【構築経緯】

 

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1.伝説の組み合わせとしてザシアン+カイオーガが1番多いと考えたので、ザシアンを受けられる日食ネクロズマと、カイオーガを受けられるトリトドンから組み始めた。この2体は取り巻きのサンダーや一撃ウーラオスに不利を取るので、ダイマックスを誘って先行で壁を貼る動きや上からの火傷の押しつけが強力だと感じた拘りスカーフホウオウを採用し、この三体をザシアン+カイオーガへの選出とすると同時に、日食ネクロズマ+ホウオウを多くの構築に対する基本選出とした。

 

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2.イベルタルを受けることで対策することは難しいので、ザシアンが絡んできても明確に有利である命の珠サンダーを採用。

 

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3.ここまでで足りていないウーラオス、受けサイクル、ジガルデへの回答など様々な部分を補完するために拘り眼鏡カプ・レヒレを採用した。

 

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4.最後に、黒馬バドレックス対策枠の中で最も汎用性の高いポリゴン2を採用し構築が完成した。

 

【個体紹介】

 

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ホウオウ@拘りスカーフ

特性:再生力

実数値:213(252)-187(156+)-110-×-174-123(100)

技構成:聖なる炎 ブレイブバード リフレクター 光の壁

◎H-3n最大

◎A-11n

◎S-遅いザシアン抜き

 

運勝ちの化身。突撃チョッキや命の珠ではダイマックスへの依存度が高くなり聖なる炎を活かしきれなかったり、ステルスロックや岩技ですぐに性能が大幅に下がるという欠点を解決するために拘りスカーフを持たせた。上から壁を貼ったり火傷を入れることであらゆる攻撃を耐え、再生力で受けたダメージを回収しつつ裏と合わせてダイマックスを枯らしたりサイクルを無理矢理成立させることができる。見えない勝ち筋を生み出しやすく、厳しい場面でも5割で解決出来てしまう理不尽さが強みである。

 

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日食ネクロズマ@ラムの実

特性:プリズムアーマー

実数値:204(252)-178(4)-176(100+)-×-130(4)-116(148)

技構成:メテオドライブ サイコファング 竜の舞 朝の陽射し

◇A222ザシアンのA+1インファイトで~101

◎S+1で準速エースバーン+3

 

構築の組み始めであり中核を担う伝説枠。ザシアン受けだけでなく、耐性と耐久を活かしてサイクルを回したり、竜の舞からの全抜きやダイスチルによる詰め筋になったりと、1体で太い勝ち筋を複数用意することができる点が強力。サイクルを回しつつ起点を作って全抜きする動きが強力なので竜の舞+朝の陽射し型での採用。攻撃技には最大打点で特性無効とダイスチル媒体になる専用技のメテオドライブと、竜の舞を積んだ後カイオーガやホウオウとの役割関係を逆転することができるサイコファングを選択した。状態異常による機能停止を防ぐためにラムの実を持たせた。間違いなく強力ではあったが、イベルタル+ムゲンダイナなど無理して選出しないといけない構築に対して釣られると厳しいのが難点。

 

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サンダー@命の珠

特性:静電気

実数値:165-×-106(4)-177(252)-110-167(252+)

技構成:10万ボルト 暴風 熱風 羽休め

 

イベルタル決戦兵器。日食ネクロズマを出したくない構築に対してダイマックスのパワーを落とさないために採用。イベルタルだけでなく裏のザシアンまで一貫する点が強力。後発からでも役割関係を明確にできる最速、不意打ちを透かしつつ圏外まで回復できる羽休め、お互いダイマックスが無い状態でも1発で倒すことの出来る10万ボルトの採用といった要素により、イベルタルを強く意識した構成となっている。

 

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カプ・レヒレ@拘り眼鏡

特性:ミストメイカ

実数値:159(108)-×-136(4)-146(140+)-151(4)-137(252)

技構成:ハイドロポンプ ムーンフォース 挑発 トリック

◇A182一撃ウーラオスの拘り鉢巻暗黒強打で~81

ハイドロポンプで215-127カバルドンに216~

◎準速(ジガルデ等意識)

 

ウーラオス、ジガルデ、受け駒対策枠。火力耐久素早さの水準がいずれも高く、ミストフィールドと合わせて選出時は安定して役割を遂行してくれた。メインウェポンのムーンフォース、拘り眼鏡を押し付けて崩すためのトリックは確定で、残りはカバルドンへの処理ルートを増やしつつザシアンや日食ネクロズマの受け出しを許さないハイドロポンプと、トリック後も受けポケモンに対して役割を持てる挑発を採用。トリックを絡めて本来日食ネクロズマでは起点にすることが難しいテッカグヤナットレイなどを起点にすることも可能である。

 

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ポリゴン2@進化の奇石

特性:アナライズ

実数値:191(244)-90-132(172)-126(4)-137(76+)-82(12)

技構成:冷凍ビーム イカサマ 電磁波 自己再生

◇C217黒馬バドレックスのC+1サイコキネシスで~96

◎S-麻痺ウーラオス抜き

 

黒馬バドレックス対策枠。霊の一貫を切りつつ、浅く広く受けることが出来る。回復手段の自己再生、黒馬バドレックスへの打点となり相手の積みを制限するイカサマ、霊獣ランドロスをはじめとした氷弱点を高速処理するための冷凍ビーム、受け出してくるザシアンに麻痺を入れて日食ネクロズマでの対処をより確実なものにするための電磁波を採用した。黒馬バドレックス以外には基本的に出せないのが難点。

 

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トリトドン@食べ残し

特性:呼び水

実数値:218(252)-103-116(140+)-112-117(116)-53

技構成:熱湯 地震 欠伸 自己再生

◇C222カイオーガの「冷凍ビーム」ダイアイスで~110

◎B<D

 

カイオーガ、ウオノラゴン対策、地面枠。水無効の中で最もカイオーガに安定するのが強み。欠伸連打で体力を回復したり、スリップダメージを相殺して受け性能を高めることができる食べ残しを持たせた。火傷を狙いつつ凍らされた時に凍結を解除するための熱湯、瞑想身代わりカイオーガにも役割を果たすための地震、盤面をコントロールしつつ日食ネクロズマの起点を作成するための欠伸、高速回復の手段として自己再生を採用した。耐久は決して高くないのでなるべくカイオーガ以外には投げたくないが、ガマゲロゲやウオノラゴン、レジエレキなど一貫を切らないと一瞬で試合が終わってしまう相手に投げていったり、ホウオウの壁と合わせて相手の積みへの切り返しや火力の無いサンダーに受け出して展開していくなど工夫次第で様々な構築に選出していくことができた。

 

【構築の要点】

 

・選出のパワーを保つ f:id:marize_poke:20220301213931p:plainf:id:marize_poke:20220301213840p:plain

現環境は出力の高さと扱いやすさから対面的な構築が流行していたが、それらは構築相性に左右されやすかったり、特定の相手に窮屈な立ち回りを強いられやすいことが難点であると感じ、反対に受けに寄せすぎると伝説を2体とも出すことが難しくなり強い選出がしにくくなると考えた。そこで、伝説枠には誤魔化し性能の高さから伝説を2体とも出しやすいことで選出のパワーを落とさず、かつ使用率上位の伝説に対して有利な展開を掴みやすいサイクルの形成により、どんな構築に対しても自分の力量で試合を組み立てやすいホウオウ+日食ネクロズマを選択した。伝説が2体とも回復できることで削れても再展開しやすく、毎試合安定して活躍してくれた。

 

・勝ち筋の分散 f:id:marize_poke:20220301213931p:plainf:id:marize_poke:20220301213840p:plainf:id:marize_poke:20210401125316p:plainf:id:marize_poke:20220301213911p:plain

サイクルから日食ネクロズマを通す、サンダーで制圧する、壁や火傷を絡めつつ耐性や耐久を活かした詰めを行うなど、1つの選出から複数の勝ち筋を用意し、最後まで勝利を目指せるのが本構築の強みである。特にホウオウの先行展開は相手から見えない勝ち筋を作りやすく、相手の意表をつき試合展開を有利に進めやすかった。

 

【終わりに】

シリーズ最初のシーズンのため手探りではあったが、それなりに満足のいくサイクル構築を組めたと感じている。最終日は途中まで1桁付近に居座り続けることができるなど明確に上手くなった感じはあったが、聖なる炎で願望プレイングをするしかない場面も多く、そこそこ上振れ頼りだったこともあり途中大きく溶かして時間が足りなくなったので、更に上手くなりたいと感じた。伝説1体と比較して相性に左右されて選出が厳しくなることが少なく、今のところは楽しいルールだと思っている。

 

【剣盾S26】騒嵐オーガサンダーエスバ【最終2088-7位】

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使用TN:be with you

成績:最終2088-7位

 

S26お疲れ様でした。今季は自己最高最終順位を更新、自身初の最終1桁を達成することが出来ました。これで一旦終わるルールですが、良かったら見ていってください。

 

【コンセプト】

・考慮外から一手で崩す

・流行している伝説に対し、しっかりと回答を用意する

 

【構築経緯】

 

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1.今季は今まで使用率の低かった伝説の考察が進むなどして、環境の伝説に偏りが少なかったため、特定の伝説に強いようなものを選択するのではなく、どんな相手とも戦える伝説を使用するべきだと考えた。その中で、高火力を出しつつダイマックスを切る選択肢を残せるカイオーガを伝説枠として採用した。カイオーガを使用する上で相性の良いサンダーも同時に採用。物理受けサンダーがザシアンにしか出せないと感じ、相手が受けを警戒して悠長な選択を取ってくることに気付いたため命の珠を持たせた。カイオーガ+サンダーを見て当然ラッキーが出てくることや、火力アップ無しでの潮吹きではダイマックスした相手を落としにくいのが気になったため、カイオーガには拘り眼鏡を持たせた。2体で荒らした後、ラス1で詰める際に1番勝てる範囲が広いと感じた気合いの襷エースバーンを採用し、以上の3体を構築の軸とした。

 

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2.全て初手ダイマックスで解決するのは難しいので、初手置きのしやすさや電気の一貫を切れることを評価しカバルドンを採用。型は欠伸連打で回復するのが偉く、ザシアン等の物理を受ける必要も無いのでより広い範囲を見れるHD食べ残しとした。

 

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3.ここまでで重いジガルデやムゲンダイナ、キュレムゼクロムといったドラゴン全般に強く、サンダーを出しにくい構築に対する2枚目のダイマックスとしてカイリューを採用。拘るとダイマックスしにくく、崩しとして安定しないのでダイマックスとの相性の良い弱点保険を持たせた。

 

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4.最後に、エースバーンを出しにくい際の詰めとして、多くの特殊伝説に出していけるタラプの実ミミッキュを採用し構築が完成した。

 

EX.2070くらいまでは拘り眼鏡→突撃チョッキカイオーガカバルドン→HBオボンの実ランドロスカイリュー→拘りスカーフガラルヒヒダルマを使用していた。

 

【個別紹介】

 

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カバルドン@食べ残し

特性:砂起こし

実数値:215(252)-132-147(68)-×-127(188+)-46

技構成:地震 ステルスロック 欠伸 吹き飛ばし

 

◇C183命の珠イベルタルのダイアークで~216

◇A201命の珠イベルタルの威力130ダイアークで~207

◎最遅

 

地面枠。こちらの攻め駒を通すための起点作りとして採用したので、環境にいるほとんどの相手に居座って役割を果たすためにHD、最遅ラッキーに抜かれるためにこちらも最遅。受け寄りのサイクルへの崩しとして無難に活躍した。

 

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カイオーガ@拘り眼鏡

特性:雨降らし

実数値:175-×-110-222(252+)-161(4)-142(252)

技構成:潮吹き 熱湯 雷 冷凍ビーム

 

伝説枠。ラッキーによる受けを成立させないために拘り眼鏡での採用。後述するサンダーの電磁波から繰り出して上からダイマックスした相手を倒す動きや、ムゲンダイナによる上からの制圧を許さない点が強力。火傷で襷を貫通することを期待して、サブの水技は熱湯を採用。環境に拘り眼鏡であろうカイオーガをいくらか見かけたのでそれらを意識して準速。今季は様々な型を試しつつカイオーガを使い続けたが、他の型ではラッキーの処理が面倒過ぎるので、拘り眼鏡が結論だったと個人的には感じている。

 

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サンダー@命の珠

特性:静電気

実数値:165-×-106(4)-177(252)-110-167(252+)

技構成:ライジングボルト 暴風 熱風 電磁波

 

構築の軸。カイオーガ軸のサンダーは物理受けで採用されることが多いため、突然ダイマックスして悠長な動きをした相手を潰し、裏にダイマックスによる対応を強要しつつ電磁波で後続のサポートをする動きが読まれにくかった。そのため、雑に投げてダイジェットを押すだけで試合が終わることも多く、最も勝ちに貢献してくれた。ミラーで同速勝負を制さなければいけない場面が多いことや、イベルタルやウーラオスを抜くことが重要なので最速。

 

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カイリュー@弱点保険

特性:マルチスケイル

実数値:173(52)-203(244+)-116(4)-×-121(4)-126(204)

技構成:スケイルショット ダブルウイング 炎のパンチ 竜の舞

 

◇A222ザシアンのA+1じゃれつくマルチスケイル込みで~172 

◎S+1で最速エースバーン抜き(遅いムゲンダイナ意識)

 

補完枠。サンダーが出しにくくカイオーガも通りにくいムゲンダイナ等を破壊してもらう。入れてから竜伝説にほぼ全部こいつを通して勝ったので、もっと早く採用すべきだったと後悔。竜技は拘らないためにスケイルショットを採用。弱点保険が警戒されにくく、Aを下げるためのダイドラグーンを餌にして全抜きしていけるのが強力。

 

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エースバーン@気合いの襷 *キョダイマックス個体

特性:リベロ

実数値:155-184(252+)-95-×-96(4)-171(252)

技構成:火炎ボール 飛び膝蹴り ダストシュート 不意打ち

 

襷枠。多くの伝説に有効打を持ち、ストッパーとして無難に活躍してくれた。技が当たりさえすれば最強。ラッキーに対して外さなければ勝ちという場面でよく膝を割って散っていった。

 

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ミミッキュ@タラプの実

特性:化けの皮

実数値:143(100)-154(236+)-102(12)-×-126(4)-136(156)

技構成:ゴーストダイブ 戯れ付く 影打ち 剣の舞

 

◇A156頑丈顎ウオノラゴンの先制エラ噛みで~259

◎ジガルデ意識のS

 

補完枠2。対応範囲が広く、主にイベルタルやジガルデに対し2体で選出が纏まった時の3体目として活躍。カイオーガやゼルネアスとの撃ち合いに強くなる、イベルタルのダイアークのDダウンを相殺するなどの理由でタラプの実を持たせた。

 

【構築の要点】

 

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・想定外の火力の押し付け

サンダーに対する物理受け前提の積み技、火力アップの無いカイオーガを想定したラッキーの後投げなどの甘えた択に高火力を押し付けることで、安定択だけで勝手に想定を崩していくことが出来た。相手はサンダーに対応するために無理矢理ダイマックスを切らなくてはならず、そこに電磁波を入れることでカイオーガを通していく動きがシンプルながら強力。

 

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・対面的な展開

初手サンダー後発カイオーガ詰めエースバーンを基本としているため、選出判断がしやすく常に高い出力が出せる。また、サンダーのダイマックスがバレにくい以上ダイマックスを有効に使いつつ相手に弱く使わせる動きが自然と取れたので、多くの場面で優勢を維持していくことが出来た。

 

【終わりに】

ようやくの1桁ですが、2100から溶かして戻しきれずに到達した順位なので、そこまで嬉しいと感じませんでした。特にゼルネラキヌオーを意識したにも関わらず、構築を変えてから2回当たって2回とも負けているのは論外なので、結果に驕らずもっと精進したい。

【剣盾S20】伝承ランドポリレヒレ【最終2007-83位】

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使用TN:Star Warrior

成績:最終2007-83位

 

S20お疲れ様でした。結果はギリギリ2桁と記事を書く最低ラインでしたが、冠環境の締めとして納得のいく構築を組めたつもりです。

 

 【コンセプト】

・単体性能の高いポケモンでサイクルを固め、どんな相手にも勝ち筋を作る
・流行の並びに見せ合いの時点で構築勝ちする

 

【構築経緯】

 

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1.現環境において、HBポリゴン2を軸としたサイクル構築が頭1つ抜けていると結論付けた。同時に、凄まじい火力を出しながら威嚇や耐性によるサイクルの補助を担うことも可能な命の珠ランドロスを採用し、この2体から構築を組み始めた。

 

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2.欠伸の一貫切り、ランドロスで荒らした後のスイープ、トリックによる詰めなどあらゆる要素が上記2体と噛み合っている拘りスカーフカプ・レヒレを3体目に採用。

 

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3.サンダー、カプ・レヒレ、ゴリランダー、テッカグヤが重いので、それらに強いタラプの実サンダーと、氷(フリーズドライ)の一貫切り、ポリゴン2の絡んだサイクルへの崩し、クレセリアやピクシーなどの高耐久積みへの回答としてヒードランを採用。

 

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4.最後に、ウツロイド絡みやサンダーラオスランドなど、上位で増えていた構築へのメタ枠としてラティアスを採用し構築が完成した。

 

【個別紹介】 

 

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サンダー@タラプの実

特性:静電気

実数値:197(252)-×-108(20)-146(4)-141(148+)-131(84)

技構成:放電 暴風 身代わり 羽休め


◇A130ラグラージクイックターンで~49

◇C146サンダーのボルトチェンジで~49

◎一般的な耐久振りサンダーを抜ける程度のS

 

特殊受け。ランドポリレヒレが苦手とする相手の多くに強い補完の役割で採用した。特にこのポケモンを出さないと命の珠サンダーが受かっていないので、並びで命の珠だと感じた時は多少無理してでも投げるようにしていた。ワンチャン掴む+プレッシャーでないことによる型の誤認のために静電気で使用した。

 

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ランドロス(霊獣フォルム)@命の珠

特性:威嚇

実数値:165(4)-216(252+)-110-×-100-143(252)

技構成:地震 空を飛ぶ ストーンエッジ 剣の舞

 

破壊神。分かっていてもどうにもならないレベルの火力を誇り、ほぼ全ての構築に投げて尽くを破壊した。今季はこのポケモンが非常に流行しており、中盤辺りにミラーで剣舞ダイジェットを撃ち合った時に自分だけ悪い乱数を引いてそのまま押し切られる場面が多く、その理不尽さにキレていたが、後述するラティアスカプ・レヒレランドロスを倒してからダイマックスを失った相手を蹂躙する立ち回りをすることで自分だけ破壊を楽しめた。岩技については大事な場面でストーンエッジを外し続けたので岩雪崩の方が良いかもしれない。

 

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カプ・レヒレ@拘りスカーフ

特性:ミストメイカ

実数値:145-×-135-147(252)-151(4)-150(252+)

技構成:波乗り ムーンフォース 挑発 トリック

 

万能ポケモン。本構築において特に要となるポケモンであり、トリックを絡めた詰め、加速した相手、特に準速ランドロスへの切り返し、重いウーラオスやウオノラゴンへの回答などあらゆる場面で活躍してくれた。挑発はトリック後に拘りスカーフを押し付けられなかった高耐久の相手への見えない回答になったり、拘りスカーフを押し付けたナットレイに宿り木の種を撃たせなかったりと便利であった。また、一定数居た壁展開に対してもドラパルトにトリック→トリック連打と挑発で裏を荒らすといった立ち回りで高い勝率を保つことが出来た。有利対面だからと闇雲にトリックを押したことで裏目になる場面もあったので気をつけたい。

 

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ラティアス@ラムの実

特性:浮遊

実数値:183(220)-×-110-135(36)-150-178(252+)

技構成:サイコショック 冷凍ビーム 瞑想 自己再生

 

◇C+1ダイアイスで167-120マルチスケイルカイリューに166~

 

環境メタ枠。重いウツロイドに対して強く、サンダーを取り巻き含めて対処できる点が強力。冷凍ビームを持たせることで、流行していた耐久に振っていないランドロスを冷凍ビーム+カプ・レヒレの波乗りで倒したり、瞑想に後出ししてきたカイリューを倒すことができる。対サンダーラオス系統の構築で、相手の初手がランドロスで無かった場合は起点を作って自身で3タテすることもあった。終盤増えていたウォッシュロトムと撃ち合える唯一の駒なのでウォッシュロトム絡みには積極的に繰り出していった。しかし、ウーラオスの型を読み違えるなど出しどころを見誤ると苦しい場面も多く、扱いの難しいポケモンであった。ラムの実はほとんど発動しなかったので、持ち物は検討の余地がある。サイコショック前提で居座る連撃ウーラオスがムカついたのでサイコキネシスにするのもありかもしれない。

 

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ヒードラン@食べ残し

特性:炎の体

実数値:197(244)-×-127(4)-152(12)-161(164+)-108(84)

技構成:マグマストーム 挑発 鬼火 身代わり

 

C73ドヒドイデの熱湯で~50

◎S無振りクレセリア+3 

 

補完枠。氷の一貫を切り、ナットレイを高速で処理できることを評価。サイクルに介入しながら相手のサイクルを破壊できる無二の性能を誇るため選出率は高かったのだが、とにかく技を外すので運負けが付き纏った。サンダーをはじめとした特殊アタッカーとの撃ち合いを意識してDに厚くした。貰い火は発動機会がないため、トレース対策に特性は炎の体とした。

 

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ポリゴン2@進化の奇石

特性:アナライズ

実数値:191(244)-101(4)-156(252+)-126(4)-111(4)-72

技構成:トライアタック イカサマ アイアンテール 自己再生

 

物理受け。組み始めだったが終盤はポリゴン2で詰めきれる構築が少なく出しにくくなってしまった。それでも、HB特化+ダイスチルによる相性を無視した物理受け性能は強力であり、最終戦フェローチェ+エースバーンに勝利を収めた。

 

【構築の要点】

ランドロスを中心としたゲームメイク f:id:marize_poke:20210801124408p:plain

現環境はランドロスを中心としてどう止めるか、どう通すかが重要になってくると感じたので、構築段階である程度通し方、止め方のパターンを作り、その力を遺憾無く発揮してもらった。時には強引な居座りダイマックスや交代読みで剣の舞を押すなど強気に扱い、プレイングで最大値を伸ばしていくことも重要である。

・流行の並びに考慮外から勝つ f:id:marize_poke:20210801124512p:plainf:id:marize_poke:20210401125436p:plain

一般的な構成から少しズラすことでテンポを崩し、結果的に上記のランドロスを通すルートを増やすことができた。環境を見て相手から見えにくく刺さっているポケモンを考え、実際に通していくというプロセスはどの環境においても重要であり、上位帯の相手を出し抜くためには必須だと考えている。

 

【終わりに】

最初に考えた3体(ランドポリレヒレ)を最後まで使用したことにより練度の高い立ち回りをすることができたので結果以上に満足している。が、溶かしたレートを死に物狂いでギリギリ戻したに過ぎない順位に意味など無いと思っているので、更に精進したい。

【剣盾S18】丹碧サンダーラオス【最終2036-84位】

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使用TN:Happy Nyan!

成績:最終2036-84位

 

今更ですがS18で使用した構築を記載しようと思います。S19はこの構築をベースにした構築を使う予定でしたが、気がついたらカバサンダーラオスウツロナット(⇆ゴリラ)ミミを使っていました。ミミッキュワンマンチームでした。

 

【構築経緯】

 

1.基本選出の確立 f:id:marize_poke:20210401125316p:plainf:id:marize_poke:20210602163610p:plainf:id:marize_poke:20210401125526p:plain

有利対面を取った際に蜻蛉返りやボルトチェンジから展開でき、エースバーンへの切り返し性能を評価してサンダー+連撃ウーラオスから構築を組み始めた。ドラパルトを初めとした霊の一貫を切り、対面操作から受けのサイクルを組み立てる軸となるポリゴン2を採用。カイリューガブリアスランドロスなどの物理全般との撃ち合いを意識してHB寄りの調整とした。

 

2.サイクルの補完 f:id:marize_poke:20210602163629p:plainf:id:marize_poke:20210602163656p:plainf:id:marize_poke:20210602163643p:plain

次に電気の一貫を切りつつサンダーやボルトロス、ウーラオスに上から行動することでペースを握ることの出来るガブリアスを採用。水の一貫があるため、特に連撃ウーラオスを意識してドヒドイデを採用。最後に毒を無効化し、サンダーやポリゴン2といった特殊に受け出しつつサイクルを崩せるヒードランを採用して構築が完成した。

 

【個体紹介】

 

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サンダー@オボンの実

特性:静電気

実数値:197(252)-×-121(124)-162(20)-112(12)-133(100)

技構成:ボルトチェンジ 暴風 怪電波 羽休め


◇A142ウオノラゴンの先制エラ噛みで~199
◇暴風で165-100ランドロスに102~、ダイジェットで127~
◎準速カイリュー抜き

構築の軸1。怪電波やボルトチェンジを絡めてサイクルの核として動かす。この4つの技を採用したサンダーが1番強いと感じて組み始めた。相手をする機会が多いエースバーン、ウーラオス、ウオノラゴン、ランドロスカイリューを意識して調整した。Cに多く割いたことでカバルドンを暴風+水流連打で倒せたりランドロスに暴風から入ってダイジェットを撃つことで、ダイジェットのターンにダイマックスを切られても倒し切ることが出来る。

 

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ウーラオス(連撃の型)@拘りスカーフ

特性:不可視の拳

実数値:175-200(252)-121(4)-×-80-149(252)

技構成:水流連打 インファイト 冷凍パンチ 蜻蛉返り

◎エースバーン等への乱数意識で特化

 

構築の軸2。蜻蛉返りでポリゴン2ダイマックスによる有利不利の反転を阻止したり、エースバーンに対してサンダーのボルトチェンジから出すことで上から縛るなど攻め・受け両方の組み立てを遂行することができる。サンダーとの補完も優れており、優秀な耐性から強引に岩や氷に繰り出すことでサイクルをこちらから回しに行けるのも強み。

 

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ガブリアス@突撃チョッキ

特性:鮫肌

実数値:183-182(252)-115-×-106(4)-169(252)
技構成:スケイルショット 地震 岩雪崩 瓦割り

地面枠。サンダー+ウーラオスで重いウツロイドボルトロスジバコイル、ガラルファイヤーなどを意識し、相手のサンダーラオスの上から動けることで選択肢が増えると考えて採用した。しかしスカーフ冷凍パンチで処理されやすくウーラオスに強い地面かと言われると微妙で、サンダーに特別強いと言うほどでもない。

 

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ポリゴン2@進化の奇石

特性:アナライズ

実数値:191(244)-90-148(196)-134(68)-115-72

技構成:破壊光線 冷凍ビーム イカサマ 自己再生

対面操作からの引き先その1。役割対象として、ガブリアスランドロス、ドラパルト、ウーラオス、エースバーン、ドサイドンなどを相手にするのであれば物理方面を硬くするべきだと考え、撃ち合い性能の上がる構成とした。サンダーやウーラオスダイマックスを切ってもそこまで強くないので、構築の性質上このポケモンダイマックスを切ることが多かった。

 

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ヒードラン@食べ残し

特性:貰い火

実数値:193(212)-×-127(4)-152(12)-146(52)-126(228)

技構成:マグマストーム 大地の力 鬼火 挑発

 

◇C172ポリゴン2のC+1ダイアタック+ダイサンダーで~191

カイリュークレセリア意識のSライン

 

引き先その2。主にウーラオスポリゴン2ダイマックスを誘発してからのクッション、受けサイクルへの崩し、カイリューに対してサンダーのボルトチェンジから半減で受けて鬼火を入れるなどの動きを意識して採用。重いクレセリアを相手にするためSに割いた。性能は申し分無いが技が当たらない。

 

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ドヒドイデ@黒いヘドロ

特性:再生力

実数値:157(252)-×-221(228)-73-166(28)-55

技構成:熱湯 毒々 自己再生 トーチカ


◇A142ミミッキュの命の珠ダイホロウで~160

 

引き先その3。水の一貫切り+受けの安定化、毒によるサイクル補助などを担う。火力の低いサンダーに居座れるのが強い。欠伸ループを切っていないので、ラグラージに毒を入れてから誤魔化すようにしていた。

 

【構築の要点】

 

・磐石なサイクルで数的有利を保つ f:id:marize_poke:20210401125316p:plainf:id:marize_poke:20210401125526p:plainf:id:marize_poke:20210602163656p:plainf:id:marize_poke:20210602163643p:plain

高速再生や優秀な数値、耐性を持つポケモンで固めることでどのような構築にも五分以上で戦える並びを目指した。これらのポケモンを並べると立ち回りを安定させやすくなるため、詰め筋をしっかりと作っていける。

 

・対面操作で有利対面を作り続ける f:id:marize_poke:20210401125316p:plainf:id:marize_poke:20210602163610p:plain

エースバーンの攻撃を受けつつボルトチェンジでウーラオスに繋いだり、蜻蛉返りでポリゴン2ダイマックスを誘発させつつ裏で受けるなど、受け+攻めをあらゆる方向から成立させて負荷を掛けていくことができる。

 

【終わりに】

順位に反してそこそこ自信のある並び、構築系統だったのでS19ではこの構築を煮詰めて更に上を目指そうとしていましたが、色々あって解散した結果全く振るわなかったこと、この構築系統が上位に居たため組み方は間違ってなかったはずだったことなどを考えると悔しいです。ユナイトの正式リリースがあるのでS20のやる気が出ないですが終盤はどうせやってるので勝ちたいです。

 

 

 

 

【剣盾S16】蒼穹カバサンダーザシアン【最終2071-40位】

 

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使用TN:smile*² ship

成績:最終2071-40位

 

【構築経緯】

 

1.伝説枠の決定 f:id:marize_poke:20210401125338p:plain

禁止級伝説のうち、耐性と数値が最も優れているザシアンが強いと考えた。ザシアンのトレンドの変遷はD振り→S振りとなっており、最終的には最速が一定数蔓延ることも予想していたが、振り切ったところで結局同速を制す必要が出てくること、Sに振り切ると耐久か火力のどちらかを犠牲にしなければならないことから、Sを流行の203を抜ける204に留めることにした。

 

2.基本選出の確立 f:id:marize_poke:20200128010547p:plainf:id:marize_poke:20210401125316p:plain

次に、強力なダイマックスエースとして命の珠サンダー、ステルスロック+欠伸によってサンダーとザシアンを補助しつつ、電気を無効化することが出来るカバルドンを採用。以上の3体を基本選出とした。

 

3.補完枠による不利構築への回答 f:id:marize_poke:20200314135240p:plainf:id:marize_poke:20210401125436p:plainf:id:marize_poke:20210401125526p:plain

ザシアン軸で重くなる黒馬バドレックス、日食ネクロズマに対して後投げから回答を持てるポリゴン2、ラッキー+ヌオーへの見えにくい崩し、ガマゲロゲラグラージの迅速な処理ルートの確保が出来るソーラービームドラパルト、カバルドンやガラルヒヒダルマの絡んだ構築に圧力を掛けられる拘り眼鏡カプ・レヒレを採用し構築が完成した。

 

【個体紹介】

 

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カバルドン@オボンの実

特性:砂起こし

実数値:215(252)-132-170(132+)-×-108(124)-46

技構成:地震 ステルスロック 欠伸 吹き飛ばし

◇A222ザシアンのA+3巨獣斬で~217

◎S個体値0

 

一般的な構成のカバルドン。オボンの実込みで巨獣斬2耐えの調整で使用していた時、後出しした際に剣の舞を積まれる→巨獣斬で倒されるということがあったので、Bに少し多めに割いた。Sはラグラージ抜かれであればいくつでもよく、最遅で困ったことは無かったがドヒドイデやヌオーに抜かれるため注意。

 

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サンダー@命の珠

特性:静電気

実数値:165-×-106(4)-177(252)-110-167(252+)

技構成:ボルトチェンジ 暴風 熱風 羽休め

 

本構築のエース。ボルトチェンジは柔軟な立ち回りを可能にしてくれるが、電気技で居座りたい場面や火力不足を感じる場面もあったので10万ボルトと選択。

 

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ザシアン@朽ちた剣

特性:不撓の剣

実数値:193(204)-209(148)-136(4)-×-137(12)-204(140+)

技構成:巨獣斬 戯れ付く ワイルドボルト 剣の舞

◇A+1巨獣斬で175-101黒馬バドレックスに177~

◇A197ランドロス地震で~194

◇C197サンダーの命の珠ダイバーンで~194

◎最速ムゲンダイナ+4

 

伝説枠。Hを195や199まで伸ばしてBDに振らない調整が散見されるが、Dに12振ると大きく乱数が動き、Sに割ける努力値が増えて効率が良い。火力は過不足共にあったが、最終日にミラーで抜かれることが負けに直結した試合が多かったので、結果的にはAを削ってSを伸ばすべきであった。ワイルドボルトカイオーガへの最大打点となる点を評価して採用。

 

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ドラパルト@達人の帯

特性:すり抜け

実数値:163-172(252)-95-121(4)-85-213(252+)

技構成:ドラゴンアロー ゴーストダイブ ソーラービーム 竜の舞

 

受け崩し枠。サンダーが出せない時にダイマックスエースとして使うこともある。ヌオーに投げるとソーラービームを警戒されるので、竜の舞を見せてソーラービームが無いと思わせてから処理することを意識した。達人の帯を持たせることで、ダイホロウ+ダイソウゲンでカバルドンダイマックスガマゲロゲ(D+1)をほぼ落とすことが出来るが、そのような場面に遭遇することが稀だったのでほとんど活きなかった。ヌオー絡みの受けループに高い勝率を保てたのは良かったが、受けループ以外には出しにくく、ガマゲロゲラグラージへの対策として選出したのにも関わらず、相手にそれらを選出されずに腐ることがあったので要検討枠。

 

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カプ・レヒレ@拘り眼鏡

特性:ミストメイカ

実数値:145-×-135-161(252+)-151(4)-137(252)

技構成:波乗り ムーンフォース 冷凍ビーム トリック

 

重いカバルドンやガラルヒヒダルマウインディへの対策枠。そこそこの速さから一貫性の高い高火力技を撃てる点が環境に刺さっており、特にサンダーの後出しを許さない点が強力で、カイオーガ軸に対しサンダーやザシアンを通しやすくしてくれた。ミストフィールドによってザシアンがサンダーに触れるデメリットを軽減してくれるのも強力。

 

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ポリゴン2@進化の奇石

特性:アナライズ

実数値:191(244)-100-123(100)-125-149(164+)-72

技構成:冷凍ビーム イカサマ アイアンテール 自己再生

◇C177サンダーの命の珠ダイジェットで~97

 

黒馬バドレックス、日食ネクロズマ対策枠。黒馬バドレックスには想定通り高い勝率を出せた。日食ネクロズマに対してはダイスチルで体力を保ちつつBを上げ、複数回竜の舞を積ませたタイミングでイカサマを当てる予定だったが、そちらはあまり上手くいかなかったので別途対策枠を採用すべきだと感じた。

 

【構築の要点】

 

・選出圧からのeasy win f:id:marize_poke:20200314135240p:plainf:id:marize_poke:20210401125436p:plain

選出画面でカバルドン+サンダー+ザシアンの考慮を強要することで、ドラパルトのソーラービームカプ・レヒレの拘り眼鏡など相手視点考慮しきれない要素から一手で勝ちを引き寄せることを意識した。

 

・サンダーを通す f:id:marize_poke:20210401125316p:plain

サンダーは1:3から巻き返せる性能を持っているので、ザシアンよりも積極的に通しに行くことを意識した。特にS関係の不明なザシアンはサンダーで処理することを第一に考え、ミラーでSが勝っている前提で立ち回るのは最後の手段とした。

 

【終わりに】

今季は本当にモチベが無く、レートも低かったので最終日やらないつもりで居たのが悔やまれる。思いつきが上手くいった部分は良かったが、上手くいかなかった部分を修正できずに終わったのは反省点。来季は現環境ラストなのでやる気を出したいのだが、別のことにやる気を出さないといけないのはどうしたものか。

【剣盾S10】雷霆アシレバレルヒトム【最終2106-36位】

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ゴロンダは一撃ウーラオス

 

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 使用TN:マリー

成績:最終2106-36位

 

【構築経緯】

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1.本来苦手な相手を誘い殺せる、ソクノの実を持たせサイコキネシスを採用したアシレーヌが選出に組み込みやすいと考え構築を組み始めた。アシレーヌの苦手とするナットレイを強く意識し、ホルードリザードンへの選出しやすさや立ち回りの器用さからオボンの実を持たせたHSヒートロトム、引き先として優秀でゲンガー入りへの安定した初手要員になれて相手のフェアリーへ強く出せる枠としてHDモロバレルを採用し、この三体によるサイクル選出を基本の軸とした。

 

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2.サイクル構築には拘りスカーフ+蜻蛉返りが出来るポケモンが欲しいと考え一撃の型ウーラオス、ストッパー枠としてホルードを採用。この2体を入れることにより対面的に動くことも可能とした。

 

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3.五体で選出がほぼ完成していたので、水や炎への回答を増やし受け構築を破壊することが出来るパッチラゴンを補完として採用し、構築が完成した。

 

【個体紹介】

 

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アシレーヌ@ソクノの実

特性:激流

実数値:185(236)-×-109(116)-166(36+)-136(4)-95(116)

技構成:熱湯 ムーンフォース サイコキネシス 瞑想

◇A152張り切り命の珠パッチラゴンのダイジェット+ダイサンダーで〜369

◇+1ダイサイコで157-163ドヒドイデに150~

◎準速ドサイドン+3

 

構築の組み始めにしてシリーズ6最強のポケモン。本来不利なパッチラゴンやモロバレルに勝つことが出来るため対応範囲が非常に広く、選出に組み込みやすかった。火傷が強力なので水技には熱湯を選択した。瞑想ダイサイコが決まればほぼ勝ちなので、相手の構築にモロバレルドヒドイデ等が居る場合は積極的に瞑想を押すように心掛けた。

 

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パッチラゴン@命の珠

特性:張り切り

実数値:165-152(252)-111(4)-90-90-139(252+)

技構成:電撃嘴 逆鱗 燕返し 大文字

 

構築の最後に入ってきた枠。このポケモンには外し負けとダイマックス枯らしの択が付きまとうため、出来る限り選出しないこと、メインウェポンの一貫を作ることの二点を意識して立ち回った。大文字は終盤増えていたモジャンボに刺さった。

 

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ウーラオス(一撃の型)@拘りスカーフ ※キョダイマックス個体

特性:不可視の拳

実数値:175-182(252)-120-×-81(4)-163(252+)

技構成:暗黒強打 インファイト アイアンヘッド 蜻蛉返り

 

ウーラオスはこのシリーズにおいて選出画面で最強のため、入れない理由がない。一撃の型で採用することで受けサイクルを崩すことも出来たり、エスパーの一貫を切る事が出来る。アイアンヘッドは重いアローラキュウコンを誘い殺せたり、ニンフィアに向かって押すとアドバンテージが取れるため採用。

 

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ヒートロトム@オボンの実

特性:浮遊

実数値:157(252)-×-134(52)-126(4)-128(4)-144(196+)

技構成:オーバーヒート ボルトチェンジ 鬼火 悪巧み

◇A152張り切りパッチラゴンのダイドラグーンで〜159

◎最速ホルード抜き

 

地面の一貫を切り、相手のヒートロトムに安定して後投げが可能、リザードンへの回答を増やす、ナットレイに圧力を掛けるなど、構築に欲しい要素を多く兼ね備えている。80族は居ないと高を括っていたら終盤シャンデラヌメルゴンが増えて困った。悪巧みを積むことでダイマックスエースとしての運用も可能。

 

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モロバレル@ゴツゴツメット

特性:再生力

実数値:221(252)-×-99(68)-105-136(188+)-50

技構成:ヘドロ爆弾 祟り目 茸の胞子 光合成

◇A182拘り鉢巻一撃ウーラオスの暗黒強打で〜222

 

物理受けとして認知されているため、特殊技を撃たれる場面が非常に多いので特殊耐久を上げた。結果的に不一致弱点ダイマックスを余裕を持って耐えるほどの耐久力を手にしたが、物理耐久は心許なくなってしまった。ゲンガーに最長眠りを引かなければ有利乱数で勝てるため、ゲンガー入りには初手に置くことを意識した。連撃ウーラオスなどへの削りを意識してゴツゴツメットを持たせたが、終盤はダイジェット持ちが増えてあまり機能しなくなった。

 

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ホルード@気合いの襷

特性:力持ち

実数値:161(4)-118(252+)-97-×-97-130(252)

技構成:地震 じたばた 電光石火 堪える

 

このシリーズにおいて、ストッパーとして最も強力なポケモン。ただし、じたばたや堪えるを警戒する相手が多くなるにつれて活躍しにくくなっていった。サイクル参加のためには茸の胞子からの着地か、霊または電気への後出しが必要になってくるため、選出には注意が必要。

 

【構築の要点】

 

・スタンダードな並び+初見殺し f:id:marize_poke:20201009201936p:plainf:id:marize_poke:20201009202113p:plainf:id:marize_poke:20201009202031p:plain

使用率の高いポケモンで固めたグッドスタッフ寄りの構築は強力であるが故にメタも厚く、練度を上げるだけでは勝ち切ることが難しいので、アシレーヌのソクノの実、ウーラオスアイアンヘッドモロバレルの調整と祟り目など、見えない勝ち筋を作ることによって試合の流れを一気に掴みにいくことが出来た。

 

・運が絡む盤面のリスクを極力減らす

まず技外しが絡むパッチラゴンを出来るだけ選出しないことを意識し、出した時は3ターンで試合の趨勢を決めることを強く意識した。また茸の胞子はなるべく3ターン目に起きる前提で立ち回ったり、相手のモロバレルから眠らされない選出や行動を意識した。このように運が絡む盤面を出来る限り避け、鬼火を外しても問題ないようにパッチラゴンへの回答を選出に複数用意するなど、裏目をケアする動きがしやすいように構築を組むことで余程酷くなければ運負けをしにくくなった。

 

【終わりに】

不利構築も少なく、サイクルでじっくり詰めたり、逆に地雷要素によって一手で試合を決める展開を作れたりと個人的にかなり完成度が高い構築を組むことが出来ました。最後負けて惜しくも1桁に届かず悔しかったです。