使用TN:WATER BLUE
成績-最終2028-14位
S35お疲れ様でした。剣盾最後のランクマッチが終了しましたが、不完全燃焼気味なので早くSVで闘いたいと戦闘狂の血が騒いでいます。
【コンセプト】
・対応範囲を最大限広げて撃ち勝つ
・麻痺と上手に付き合う
【構築経緯】
1.このルールではサイクルを回すより対面的に殴り合う方が勝率を上げられると考えた。ザシアンを採用しない理由が無いので、どんな並びを見ても選出できる型で採用することで選出率を確保した。
2.ザシアンの苦手とする日食ネクロズマやルギア等に対して圧力を掛けられる駒が必須なので、イベルタル、カイオーガを採用。両者ともザシアンに対する勝率を確保出来る型で採用することで、選出を渋る場面を無くした。
3.対面構築に必須の襷枠には、ザシアンを抜いていることや重めな日食ネクロズマやムゲンダイナに強いことを評価し黒馬バドレックスを採用。
4.上記4体ではマーシャドー、ルギアへの立ち回りが非常に難しくなるため、ステルスロックを撒く枠として重めなカイオーガを筆頭にあらゆる場面で展開の出来るディアルガを採用。
5.最後に、ホウオウ絡みの構築に不安が残ることや、ディアルガの電磁波を最大限活かせることからジガルデを採用して構築が完成した。
【個体紹介】
ザシアン@朽ちた剣
特性:不撓の剣
実数値:197(236)-210(4+)-138(20)-×-152(132)-183(116)
◇ワイルドボルトで213-200ルギアに108~
◇A+1 A244ザシアンの巨獣斬+電光石火で~201
◇C202カイオーガの雨150潮吹きで~199
◎準速ムゲンダイナ抜き
ザシアン枠。A244-S179のラインを意識することで環境のザシアンの多くに殴り勝てると考えて物理耐久と素早さを調整し、拘りスカーフカイオーガやC+1バドレックスと対面した際に何も出来ずに倒されるとそのまま負けに直結するため、残りをDに割いた。ゼクロムやジガルデ、ダイマックスの無いイベルタルの願望居座りを咎める戯れ付く、ホウオウ+ナットレイへの崩しを意識したインファイト、ワイルドボルトの構成により、選出できない構築を限りなくゼロに近づけることができた。体感環境のザシアンはHAが多く、ミラーでは上から2発で倒せる機会が多かった。
イベルタル@命の珠
特性:ダークオーラ
実数値:201-×-139(188)-167(124)-118-158(196+)
技構成:悪の波動 デスウイング 熱風 身代わり
◇A+1 A244ザシアンの巨獣斬+電光石火+命の珠ダメージで~418
◇ダイジェット+ダイバーンで199-154ザシアンに192~
◎最速霊獣ランドロス抜き
主軸のエース。偶発的にザシアンと対面しても試合が終わらないように、ザシアンに対して総合的に見て最も勝率の高い調整で採用。巨獣斬+電光石火で倒される対戦よりもダイジェット+ダイバーンのダメージが足りなくて負ける対戦の方が多いと感じたので、耐久を甘えて火力に回している。身代わりを採用することで電磁波の拒否と後発ダイマックスへのターン枯らしを行うことができて、隙を作りにくく勝てる相手が非常に多かった。熱風は当たらないので、素で撃たざるを得ない場面を極力減らすことを意識していた。
カイオーガ@拘りスカーフ
特性:雨降らし
実数値:175-×-110-202(252)-161(4)-156(252+)
技構成:潮吹き 雷 波乗り 電磁波
◎最速
高速高火力アタッカー。冷凍ビームが欲しくなるムゲンダイナやゼクロムの居る構築には基本的に選出しないので、削れても安定した火力を出せる波乗りを採用。ダイマックスを切る場面も存在したので、ダイウォール媒体には細い勝ち筋を掴める可能性のある電磁波を採用し、実際に最終日電磁波のお陰でほぼ負けの盤面を返すことが出来た。構築全体の圧力が凄まじいため、相手の選出が歪んで潮吹きの一貫ができてしまい簡単に勝てることも多かった。
ディアルガ@ヨプの実
特性:プレッシャー
実数値:207(252)-145(36)-148(60)-153-145(92+)-119(68)
技構成:冷凍ビーム 地均し 電磁波 ステルスロック
◇地均しで199-136ザシアンに50~
◇A200ホウオウのダイアースで~205
◇C202カイオーガの雨潮吹きで~104
◎S-1状態の実数値179までの相手を抜ける
起点作り枠。気合いの襷を用いず広い範囲に居座れることを評価。ザシアンと対面した際に身代わりの有無に関わらず安定択を持ちたいと考え、地均しを採用。身代わりを確定破壊できるラインまでAを上げ、耐久や素早さを下げる訳にはいかないので下降補正はCに掛けた。最終盤はジガルデを通すために選出機会が増えた。
ジガルデ@食べ残し
特性:スワームチェンジ
実数値:213《321》(236)-121(4)-143(12)-×-116(4)-161《150》(252+)
技構成:サウザンアロー 蛇睨み 竜の舞 身代わり
◇A+1ダイアースで199-136ザシアンに198~
◇A151ホウオウのブレイブバードで~85
◎パーフェクトフォルム時H16n+1
◎黒馬バドレックス意識、ミラー考慮の最速
搭乗者を狂わせる呪いのモビルスーツ。当初はホウオウやメタモンに出す、ルギアを見たら出さないということを意識していたが、最終的にはどんな相手にも選出してしまうようになった。1回積むだけで裏まで貫ける可能性が高いことを評価して最速+竜の舞で採用した。ディアルガと組み合わせることで麻痺運ゲーを現実的なレベルに落とし込むことが出来て、凄まじい爆発力を見せた。
黒馬バドレックス@気合いの襷
特性:人馬一体
実数値:175-×-101(4)-217(252)-120-222(252+)
技構成:アストラルビット マッドショット 悪巧み 挑発
襷枠。ミラーの勝率を高くするためにマッドショット、一貫の取れている構築を全抜きできる悪巧み、展開阻止用の挑発を採用。マーシャドーと比較して、特性とSの高さによって複数体倒せる可能性が高いこと、ムゲンダイナ、日食ネクロズマ、ルギアといったザシアンでの対処が難しい相手に強いことを特に評価している。
【構築の要点】
・ザシアンに不利を取らないポケモンで固める
ザシアンに不利だとそれだけで選出がしにくくなるので、6体全てがザシアンに対してある程度有利に立ち回れる並びにすることを意識した。かなりプールの狭いルールなので、ザシアンに限らず個々に対する対策をしっかり立てることである程度択を緩和することが重要だったと感じた。
・なるべく麻痺を拒否しつつ、こちらの麻痺は試行回数を稼ぐ
電磁波が飛び交っていたので、イベルタルの身代わりやジガルデによる電磁波無効、ディアルガへの被弾の許容といった具合に麻痺で終わる可能性を極力減らしてこちら側の麻痺ストレスを減らした。対してこちらから仕掛ける麻痺は入れられる対面が多いディアルガから展開しジガルデで身代わりを連打して試行回数を稼ぐことで、運だけに留まらない確率上有利な展開に持っていくことを意識した。
【終わりに】
「最後に1位を取る」ためのTNだったので結果には満足していない。が、ほとんど2桁を維持し続けてそれなりに楽しく対戦することができたので後悔は無い。SVでは悲願である1位を取るためにこれまで以上に頑張りたい。