使用TN:smile*² ship
成績:最終2071-40位
【構築経緯】
1.伝説枠の決定
禁止級伝説のうち、耐性と数値が最も優れているザシアンが強いと考えた。ザシアンのトレンドの変遷はD振り→S振りとなっており、最終的には最速が一定数蔓延ることも予想していたが、振り切ったところで結局同速を制す必要が出てくること、Sに振り切ると耐久か火力のどちらかを犠牲にしなければならないことから、Sを流行の203を抜ける204に留めることにした。
2.基本選出の確立
次に、強力なダイマックスエースとして命の珠サンダー、ステルスロック+欠伸によってサンダーとザシアンを補助しつつ、電気を無効化することが出来るカバルドンを採用。以上の3体を基本選出とした。
3.補完枠による不利構築への回答
ザシアン軸で重くなる黒馬バドレックス、日食ネクロズマに対して後投げから回答を持てるポリゴン2、ラッキー+ヌオーへの見えにくい崩し、ガマゲロゲやラグラージの迅速な処理ルートの確保が出来るソーラービームドラパルト、カバルドンやガラルヒヒダルマの絡んだ構築に圧力を掛けられる拘り眼鏡カプ・レヒレを採用し構築が完成した。
【個体紹介】
カバルドン@オボンの実
特性:砂起こし
実数値:215(252)-132-170(132+)-×-108(124)-46
◇A222ザシアンのA+3巨獣斬で~217
◎S個体値0
一般的な構成のカバルドン。オボンの実込みで巨獣斬2耐えの調整で使用していた時、後出しした際に剣の舞を積まれる→巨獣斬で倒されるということがあったので、Bに少し多めに割いた。Sはラグラージ抜かれであればいくつでもよく、最遅で困ったことは無かったがドヒドイデやヌオーに抜かれるため注意。
サンダー@命の珠
特性:静電気
実数値:165-×-106(4)-177(252)-110-167(252+)
技構成:ボルトチェンジ 暴風 熱風 羽休め
本構築のエース。ボルトチェンジは柔軟な立ち回りを可能にしてくれるが、電気技で居座りたい場面や火力不足を感じる場面もあったので10万ボルトと選択。
ザシアン@朽ちた剣
特性:不撓の剣
実数値:193(204)-209(148)-136(4)-×-137(12)-204(140+)
技構成:巨獣斬 戯れ付く ワイルドボルト 剣の舞
◇A+1巨獣斬で175-101黒馬バドレックスに177~
◇C197サンダーの命の珠ダイバーンで~194
◎最速ムゲンダイナ+4
伝説枠。Hを195や199まで伸ばしてBDに振らない調整が散見されるが、Dに12振ると大きく乱数が動き、Sに割ける努力値が増えて効率が良い。火力は過不足共にあったが、最終日にミラーで抜かれることが負けに直結した試合が多かったので、結果的にはAを削ってSを伸ばすべきであった。ワイルドボルトはカイオーガへの最大打点となる点を評価して採用。
ドラパルト@達人の帯
特性:すり抜け
実数値:163-172(252)-95-121(4)-85-213(252+)
技構成:ドラゴンアロー ゴーストダイブ ソーラービーム 竜の舞
受け崩し枠。サンダーが出せない時にダイマックスエースとして使うこともある。ヌオーに投げるとソーラービームを警戒されるので、竜の舞を見せてソーラービームが無いと思わせてから処理することを意識した。達人の帯を持たせることで、ダイホロウ+ダイソウゲンでカバルドンやダイマックスガマゲロゲ(D+1)をほぼ落とすことが出来るが、そのような場面に遭遇することが稀だったのでほとんど活きなかった。ヌオー絡みの受けループに高い勝率を保てたのは良かったが、受けループ以外には出しにくく、ガマゲロゲやラグラージへの対策として選出したのにも関わらず、相手にそれらを選出されずに腐ることがあったので要検討枠。
カプ・レヒレ@拘り眼鏡
特性:ミストメイカー
実数値:145-×-135-161(252+)-151(4)-137(252)
技構成:波乗り ムーンフォース 冷凍ビーム トリック
重いカバルドンやガラルヒヒダルマ、ウインディへの対策枠。そこそこの速さから一貫性の高い高火力技を撃てる点が環境に刺さっており、特にサンダーの後出しを許さない点が強力で、カイオーガ軸に対しサンダーやザシアンを通しやすくしてくれた。ミストフィールドによってザシアンがサンダーに触れるデメリットを軽減してくれるのも強力。
ポリゴン2@進化の奇石
特性:アナライズ
実数値:191(244)-100-123(100)-125-149(164+)-72
◇C177サンダーの命の珠ダイジェットで~97
黒馬バドレックス、日食ネクロズマ対策枠。黒馬バドレックスには想定通り高い勝率を出せた。日食ネクロズマに対してはダイスチルで体力を保ちつつBを上げ、複数回竜の舞を積ませたタイミングでイカサマを当てる予定だったが、そちらはあまり上手くいかなかったので別途対策枠を採用すべきだと感じた。
【構築の要点】
・選出圧からのeasy win
選出画面でカバルドン+サンダー+ザシアンの考慮を強要することで、ドラパルトのソーラービームやカプ・レヒレの拘り眼鏡など相手視点考慮しきれない要素から一手で勝ちを引き寄せることを意識した。
・サンダーを通す
サンダーは1:3から巻き返せる性能を持っているので、ザシアンよりも積極的に通しに行くことを意識した。特にS関係の不明なザシアンはサンダーで処理することを第一に考え、ミラーでSが勝っている前提で立ち回るのは最後の手段とした。
【終わりに】
今季は本当にモチベが無く、レートも低かったので最終日やらないつもりで居たのが悔やまれる。思いつきが上手くいった部分は良かったが、上手くいかなかった部分を修正できずに終わったのは反省点。来季は現環境ラストなのでやる気を出したいのだが、別のことにやる気を出さないといけないのはどうしたものか。