使用TN:マリー
成績:最終2136-39位
S6お疲れ様でした。今季はバトルデータの追加でレートが見れるようになってやる気が上がりました。自力で構築を考えるのに限界を感じたので、身内から構築を借りて(パクって)潜りました。構築を貸して(パクらせて)くれた人がめでたく1位を取れたので、そちらと合わせてお読みください。構築経緯や採用意図などは推測と使用感で書いているため、恐らく元の使用者の方がより正しいと思います。
【構築経緯】
アッキの実+朝の陽射し型のトゲキッスがダイマックスを切りあった際の撃ち合い性能やダイマックスを切るまでに体力を維持出来る点が強力であると考えた。次にトゲキッスが不利を取る電気に対して投げられて、ミミッキュに対するストッパーになれるスカーフドリュウズ、不利対面が出来た場合に引き先になれてトゲキッスを通すルートを整えられるカビゴンを採用。この三体を軸として構築をスタートした。
次に、初手性能と対面性能が高い気合の襷ドラパルトを採用した。三体で重い気合の襷を持ったポケモンに対して数的有利を取りやすく、重い鬼火ドラパルトに大きく圧力を掛けることが出来る。
トゲキッスで抜いていくのが難しいカバルドン入りや炎が見えた時に出す裏ダイマックス枠としてギャラドスを採用した。また、構築で重い水に対してパワーウィップが刺さるためアシレーヌなどに重宝した。
最後に、ピクシー+アーマーガア等の受けサイクルを崩せて、想定外の高火力を押し付けられるパッチラゴンを採用して構築が完成した。
【個体紹介】
ドラパルト@気合の襷
特性:すり抜け
実数値:163-141(4)-95-152(252)-85-213(252+)
技構成:流星群 シャドーボール 不意打ち 鬼火
対面性能が高く、初手に出しやすい便利なポケモン。初手に誘うギルガルドに対してシャドーボールを撃つと不意打ちを警戒されにくかったり、撃ち合った際に食べ残しを所持していないことから鬼火への警戒が薄くなるなど、認識のズレを活かせる技構成となっている。ゴースト技をタメ無しで撃つ必要があるため、特殊型で採用。ミラーやS+1パッチラゴン等を意識して最速。メインウェポンは最高打点の流星群、ギルガルドやミミッキュ等への遂行技としてシャドーボール。残りは襷持ちやエースバーンなどとの撃ち合いに強くなれたり、死に際にミミッキュの化けの皮を剥がすことが出来る不意打ち、裏への負担を軽減し、トゲキッスの起点を作ることが出来る鬼火。持ち物は行動保証を持たせるために気合の襷。特性は壁身代わり無効が強力なすり抜けを選択した。
カビゴン@食べ残し
特性:厚い脂肪
実数値:257(172)-131(4)-125(228+)-×-143(100)-51(4)
技構成:ヒートスタンプ 雷パンチ 欠伸 守る
◎H16n+1
◇A142珠ミミッキュのダイフェアリー「じゃれつく」で~255
構築の潤滑油。説明不要の強さを誇るポケモン。技構成は、様々な場面で相手の展開を拒否する欠伸と、ダイマックスターンを枯らしたり体力管理に便利な守るは確定として、攻撃技にはドリュウズやナットレイの処理速度が早いヒートスタンプ、構築で重いアシレーヌ、ギャラドス、ラプラスに通る雷パンチを採用した。対策をしていない構築はほぼ存在していなかったが、考慮されにくい攻撃技を持つことで対策に抗うことが出来る。
トゲキッス@アッキの実
特性:天の恵み
実数値:191(244)-×-145(132+)-140-135-117(132)
技構成:エアスラッシュ 火炎放射 悪巧み 朝の陽射し
◇B+1時、A178カビゴンのダイスチル「ヘビーボンバー」で~96
◎無振りミミッキュ抜き
最強の軸。あまりにも硬い。悪巧みを積んでもなお火力が不足するので、後述するドリュウズのステルスロックや、カビゴンによる対面操作と削りによって場を整えてから通す。技構成はメインウェポンのエアスラッシュ、安定打点でダイバーンによる朝の陽射しの回復量上昇も狙える火炎放射、足りない火力を補う悪巧み、多くの物理技を受け切ることが出来る朝の陽射し。
ドリュウズ@拘りスカーフ
特性:型破り
実数値:185-187(252)-81(4)-×-85-154(252+)
8世代版スカーフガブリアス。奇襲性能、スイーパー性能が高く、また相手視点気合の襷をケアする必要があるためプランを崩しやすい。しかし、終盤は型が認知され始め、初手のガラルヒヒダルマに逃げられるなどeasy winが取りにくくなった。技構成はメインウェポンの地震とアイアンヘッドは確定として、残りは壁破壊やダイナックルによるサイクル破壊性能が偉い瓦割り、構築全体で足りない火力を補い、カビゴンと合わせて削ることが出来るステルスロックを採用した。
ギャラドス@命の珠
特性:自信過剰
実数値:171(4)-177(252)-99-×-120-145(252+)
技構成:滝登り 飛び跳ねる パワーウィップ 竜の舞
カバルドン入りや炎、攻め寄りの水を迅速に処理するために採用した。初手ダイマックスから詰めることも出来て、殴り合い性能も高い。
パッチラゴン@拘り鉢巻
特性:張り切り
実数値:165-152(252)-111(4)-×-90-139(252+)
技構成:電撃嘴 逆鱗 燕返し 炎の牙
ピクシー+アーマーガアやドヒドイデの絡んだサイクルを崩すために採用した。HBカビゴンを確定1発に出来るためカビゴン入りに大きく圧力を掛けられる。
【構築の要点】
・認識のズレを活かす
汎用性を保ちつつ一般的な型からずらしたポケモンを多く採用することで、相手の考慮外から勝ち筋を押し付けることが出来る。
・ダイマックスの有効利用と枯らし
ダイマックスを弱く切らせて、強く使うのが8世代の太い勝ち筋の1つである。この2体を選出することでそのルートを通しやすくなるのが強力だった。
【終わりに】
今季は本当に並びを考えた人のおかげで勝てたとしか言えない。このシーズンを通して自分で考えてこそのポケモンだと再認識したので、人に頼らず最強の構築が作れるようになりたい。来シーズンは代わり映えのしない環境と予想されるが、S8からは新環境も始まるため、鍛錬は怠らずにより高みを目指したいと思う。
Special Thanks
構築を勝手にパクったのに色々助言をくれたくろこ
構築の原案を作った故人
参考記事